予告:馬意識の彼方へ(講座)おはなしと実践
- Sachiko Yatani
- 2021年12月11日
- 読了時間: 5分
更新日:2022年1月5日

2022年は一年間のプログラムの中で、「馬と人のこれからの世界」の考察と実践の時間を持ちたいと考えています。まずは1/21に序章として「馬意識の彼方へ」を開催します。
今後の詳しいスケジュールは近日中に。
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ー馬意識の彼方へー
馬
この寡黙な生き物の
その息遣い
冬毛をまとったおっきくて温かな体
触れさせてもらう時
こころの奥の扉は開いていく
草や馬、
人以外の、その他いきものたちの本性と繋がる「場」は、彼らがその存在をもって提供してくれている
かれらそのものが、場である
人はいま、その領域と交わることがとても重要であると思います。
人の本性もまた、それに拠って、瞬く間に元に戻り、
垢を取り去り、磨かれていくのではないでしょうか。
これまで草講座のなかでは、「馬講座」なるものも時折開催していましたが、実際の馬は、そこには居ませんでした。
今回は雄馬のおっきなヒビキがいっしょ、
ようやくお馬とともに開催できることがうれしいです。
冬の午後の日差しの中をお馬とご一緒しましょう。
矢谷左知子
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【日 時】 1/21(金) 13:00~16:00くらい
【場 所】 LIFE EVO 逗子駅からバスで30分ほど。車でのご来場も可。
前半はSyokuYaboでお話の時間、後半LIFE EVOに移動します。
(横須賀市長井 お申し込みの方にご案内します)
【参加費】 3500円
【内 容】 《前半》「馬意識の彼方へ」おはなしと映像
矢谷左知子 哲学的内的アプローチ
《後半》 馬のヒビキくんとの交流
濱田高彦 実践的外的アプローチ
《おわりに》参加者のみなさんとシェアリング
【申込み】 コンタクトボードよりお願いいたします。
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当日は、
前半に矢谷が、草や馬がしている仕事のお話、草や馬から学ばせてもらったこと、宮古馬の報告などを映像と共におはなしさせていただきます。
後半は濱田からの実践編、実際にヒビキくんと一緒に散歩したり触れたりすることで、大きな動物の息遣い、温かい体温などを直に感じながら、異種の大きな生き物との触れ合いの時を持ちます。
ヒビキは何を伝えてくるでしょうか。
最後にみんなでシェアする時間も持ちたいと思います。
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長い間、野生の草と仕事をしてきた私(矢谷)です。
馬の’う’の字も関係なく、ひたすらに草の日々を送ってきました。
そんななか、
沖縄の宮古島の在来馬、「宮古馬」とのご縁は2012年に始まりました。
宮古島の友人の牧場を訪ねたときからです。
その5年後の2017年、宮古馬の生存の危機となる、宮古島市の施策が決定されようとしたことから、わけもわからず、馬たちを救うための活動を始めることとなり、無謀にも「ミャークヌーマ(宮古馬)宮古馬の会」という名前で全国にSOSを発信続けてきました。
これまでの人生で、思ったこともなかった馬との関わり、その渦の中に一気に放り込まれ、
気がついたら毎日毎日馬馬馬、、
2017年から宮古馬のことでは、どれだけの記事を書き、イベントをし、印刷物を作り、走り回ったことでしょうか。
永田町の国会議員さんにまで逢いに行きました。
でも事態は止められず、どんなに絶望し、涙をながし、命を落としていった救えなかった馬たちに許しを乞うたことか、
それだけ苛酷な宮古島の現状があります。(今もなお基は変わっていません)
でも、そのなかで、馬たちからは、とてもおおきなものを受け取りました。
たくさんのことをおそわってきました。
こうして起きている悲しい馬の問題も、実は誰のせいとかではない、ということも馬からおしえてもらったことです。
これはひとりひとりに問われている根幹のことなのではないか、
そんなふうに思うようになりました。
自分なりに馬から受け取った、よりおおもとの意識に沿って動いていくことが、この険しい道を開いていくことに繋がると。
年に数回宮古島に通い、馬まみれになりながら馬の群れの中で過ごしてくるこの数年、
気がつくと、こちらに帰ってきた時に馬ロスになっていました。
そのような時に、近所にヒビキくんが来てくれました。
地域のおいしい農園レストラン「SYOKUYABO 」の無農薬野菜をつくっているハマーこと、濱田高彦さんが、ご自身が以前務めていた乗馬クラブの引退馬を引き取ったのです。
うれしくて、この一年はことあるごとにお世話をさせていただいています。
私はこの10年間、自宅アトリエである「草舟 on Earth」で「草講座」をしてきましたが、
この数年は、時々「馬講座」ともなり、草も馬も同列、同じベースのなかで語らうものとなりました。
草と馬、
草から馬へ
わたしたちの奥底を
揺さぶり
組み換え
光を注ぎ
再生していくもの
*
前置きが長くなりましたが、
この度、ハマー(浜田高彦さん)の主宰するLIFE EVOの場に於いて、彼とヒビキくんの協力のもと、屋外の草講座特別編をやってみることとなりました。
LIFE EVOは、「馬と農」をテーマに暮らしを創り、さまざまな労働を実体験と共にクリエイトしていく場です。
ハマー(浜田)と私(矢谷)はこの一年、ポツポツと話す中で、馬を通じて見ているその先に類似の世界を描いていることもあり、その言語化困難なところをヒビキと共に実際に浮かび上がらせ、分かち合う時間を持ちたく思いました。
当日は、
矢谷は、草や馬が見せてくれる世界のお話、馬からおそわったこと、宮古馬の報告などを映像と共におはなしさせていただきます。
その後、ヒビキのお父さんである浜田さんからの実践編、実際にヒビキくんと一緒に散歩したり触れたりすることで、大きな動物の息遣い、温かい体温などを直に感じながら、異種の大きな生き物との触れ合いの時を持ちます。
ヒビキは何を伝えてくるでしょうか。
最後にみんなでシェアする時間も持ちたいと思います。
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主催 矢谷左知子 草舟 on Earth / 濱田高彦 LIFE EVO
協力 ヒビキ / SyokuYabo
後援 一般社団法人EARTH BOOK
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